ホシザキの業務用冷蔵機器には、飲食店や施設の厨房でさまざまなニーズに対応するために、多種多様なモデルが揃っています。
それぞれの冷蔵機器のタイプは、使用シーンや保存温度帯が異なり、特定の用途に特化した設計がされています。
各タイプの冷蔵機器を上手に使い分けることで、食材の保存状態や作業効率を大幅に改善できます。
業務用冷蔵機器の主な種類と特徴
1. 縦型冷蔵庫・冷凍庫
使用シーン:
縦型冷蔵庫・冷凍庫は、限られたスペースでも設置できるため、狭い厨房や店舗でも効率よく使用できます。冷蔵庫は飲料や生鮮食品、冷凍庫は冷凍食品の保存に最適です。
温度帯:
・冷蔵庫:主に生鮮食品や飲料、乳製品などの保存に使用します。適正温度は2℃〜6℃です。
・冷凍庫:主に冷凍食品やアイスクリームなどの長期保存に使用します。適正温度は-18℃〜-23℃です。
特徴:
・縦型デザインでスペース効率が良く、設置場所に困りません。
・庫内の温度を均等に保つ設計で、食品の保存が最適化されます。
・省エネルギー設計のものも多く、ランニングコストを抑えることができます。
2. 縦型冷凍冷蔵庫
使用シーン:
冷凍と冷蔵の2室を分けて使用することで、異なる食品を適切に保存できます。例えば、冷蔵室には野菜や飲料、冷凍室には肉類や冷凍食品を保存できます。厨房や食材管理の効率化を図りたい店舗に最適です。
温度帯:
・冷蔵室:食材の保管や調理準備に適しています。適正温度は2℃〜6℃です。
・冷凍室:長期保存が必要な冷凍食品向けです。適正温度は-18℃〜-23℃です。
特徴:
・一台で冷凍と冷蔵の両方を運用できるため、省スペースで効率よく食材を保存できます。
・食材ごとに最適な温度帯で保存できるので、食品の鮮度や品質を保ちやすいです。
・高性能な冷却システムを搭載しており、冷却効率も優れています。
3. コールドテーブル(テーブル型冷蔵庫/冷凍庫/冷凍冷蔵庫)
使用シーン:
コールドテーブルは、調理台として使用できる冷蔵庫です。厨房で作業しながら食材を冷蔵することができるため、効率的に調理作業を行いたい飲食店に最適です。
温度帯:
・冷蔵室:生鮮食品や食材の保存に使用されます。適正温度は2℃〜6℃です。
・冷凍室:長期保存が必要な冷凍食品向けです。適正温度は-18℃〜-23℃です。
特徴:
・作業台としても使用できるため、調理中に冷蔵庫を開けて食材を取り出す手間を省きます。
・冷蔵庫の下部に収納スペースを設けることで、食材の整理整頓が可能です。
・食材を迅速に取り出せるため、厨房での作業効率を大幅に向上させます。
ホシザキの業務用冷蔵庫のエラーコード一覧
以下はホシザキ製の業務用冷蔵庫の代表的なエラーコードです。エラーコードは、故障や異常が発生した際に表示される数字・記号で、素早く原因を特定するために重要な情報となります。
| エラーコード |
状態の説明 |
原因 |
対処法 |
| E1 / 60 / 61 |
庫内温度上昇 |
扉の開閉頻度が高い、扉が完全に閉まっていない |
扉がしっかり閉まっているか確認し、温かい食材は冷ましてから収納して下さい |
| E2 / 62 / 63 |
庫内温度低下 |
霜取サーミスタの異常、ヒーターの故障、温度ヒューズの断線 |
リセットボタンを押して下さい |
| E3 |
除霜時間延長 |
霜取サーミスタの異常、ヒーターの故障、温度ヒューズの断線 |
霜取サーミスタ、ヒーター、温度ヒューズの交換が必要です |
| E4 / 46 / 84 / 85 |
凝縮器の目詰まり |
凝縮器の汚れ、周囲温度が高い、冷却ファンの故障 |
凝縮器の清掃、周囲温度の低減、冷却ファンの点検・交換を行って下さい |
| E5 / 66 / 67 |
庫内サーミスタ異常 |
サーミスタの断線、コネクタの接触不良 |
サーミスタの交換やコネクタの点検・修理が必要です |
| E6 / 44 / 45 |
電源の反相・欠相(三相200Vインバータ機) |
電源配線の順番が反対、または欠相 |
電源配線の確認と修正が必要です |
| E7 |
凝縮器の目詰まり |
凝縮器の汚れ、周囲温度が高い、冷却ファンの故障 |
凝縮器の清掃、周囲温度の低減、冷却ファンの点検・交換を行って下さい |
| E9 / 47 / 48 |
目詰用サーミスタの異常 |
サーミスタの断線、コネクタの接触不良 |
サーミスタの交換やコネクタの点検・修理が必要です |
| 40 / 41 / 42 |
マイコンの故障 |
マイコン基板の故障 |
専門技術者による基板の点検・修理が必要です |
| 43 / 86 |
基板通信異常 |
基板間の通信不良 |
通信ケーブルの接続確認や基板の点検・修理が必要です |
| 64 / 65 |
デフロスト異常 |
デフロスト機能の故障 |
デフロスト機能の点検・修理が必要です |
| 80 / 81 |
部品異常 |
内部部品の故障 |
故障した部品の交換が必要です |
※修理や点検・交換が必要な場合はメーカーもしくは、購入した店舗に連絡して下さい。
エラーコード表示時の基本的な対応手順
エラーが表示された場合は慌てず、メーカーや販売店に連絡する前に以下1〜4の手順に従ってまずは確認を行いましょう。エラーの中にはこれらの作業で解消されるものも多くあります。
1. 電源の再投入
エラー表示が一時的なものである場合電源を一度切り、数分後に再度入れてみてください。
2. 扉の確認
扉がしっかり閉まっているか、パッキンに異常がないか確認してください。
3. 周囲環境の確認
周囲温度が高すぎないか、冷却ファンが正常に動作しているか確認してください。
4. フィルターの清掃
エアフィルターが汚れていると冷却効率が低下します。定期的な清掃を行ってください。
上記の確認で改善しない場合はメーカーや販売店に連絡し、専門の技術者に点検・修理を依頼して下さい。
まとめ
ホシザキ業務用冷蔵庫は、用途に応じたさまざまな種類の冷蔵庫を提供しており、どのモデルを選んでも高い性能が期待できます。定期的にメンテナンスを行えば長期利用が可能となりますが、エラーコードが表示された場合には迅速に対応しましょう。専門業者による点検・修理が必要となる場合、状況によっては修理代金が高額となる場合もございますので、その際は買い替えをご検討されることをオススメ致します。